みなさま、こんにちは。
Masakiです。
非常に衝撃的なニュースが飛び込んできました。
フランスのルノーCEO兼会長、日産自動車会長、三菱自動車会長のカルロス・ゴーン会長が逮捕されました。
逮捕容疑は、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)ということで、2011年3月期から2015年3月期までの5年間の役員報酬額約100億円を、実際より約50億円少なく有価証券報告書に記載した疑いの容疑ということです。
ちなみに報道による、ゴーン氏の2017年度の役員報酬は
・日産自動車からは7億3500万円
・三菱自動車工業からは2億2700万円
・ルノーからは約9億5000万円(740万ユーロ)
合計約19億1200万円の報酬をいただいていたそうです。
これもまた報道による情報なのですがゴーン氏は、開示される自身の報酬額を少なく見せるために、実際の報酬額よりも少ない金額を有価証券報告書に記載していたということです。
この事実は、日産自動車が内部通報を受け、社内で数か月間内部調査をして発覚したそうです。
非常に残念ですね。
ゴーン氏はなぜ不正に走ったかは詳しく報じられていませんが、同日に逮捕された代表取締役の“グレッグ・ケリー”氏が何らかの情報をもっているものと思われます。
ちなみに逮捕された“グレッグ・ケリー”氏は報道によると、最近はほとんど出社した形跡はなく、北米で牧場を経営したり、自身が持つ弁護士資格の知識を利用し、ゴーン氏に資産運用などの私的なアドバイスを送っていた、いわばゴーン氏の「悪知恵袋」という存在だということです。
そうとは言ってもゴーン氏は1999年当時、日産自動車が“財政難”と“経営難”で窮地に陥っていたのを救った“恩人”であることは、紛れもない事実です。
本来ならばまだまだその“手腕”をいかんなく発揮してもらいたいと思うのですが、
長年の“独裁”経営が何らなの歯車を狂わせたのかもしれませんね。
今回は暗い話題が続く日産自動車の、輝かしいモータースポーツの“栄光”をご紹介いたしたいと思います。
以前、日産グローバル本社ギャラリーで見てきた「日産GT-R」の記事がありますので、合わせてご覧ください。
ご紹介いたします車両は
・ZEXELスカイラインGT-R No.25 1991年スパ24時間レース総合優勝車仕様
・スカイラインGTS-R 1988年 欧州ツーリングカー選手権出場車
です。
ZEXELスカイラインGT-R No.25 1991年スパ24時間レース総合優勝車仕様
この車両はスカイラインGT-R史上屈指の人気を博した“R32型”をベースとしたもので、国内のグループAカテゴリーで、29戦29勝29ポールポジションという記録を残した、まさに“敵なし”の車両でした。
このZEXELスカイラインGT-R No.25 車は、国内のレースにとどまらず海外のレースにも参戦していきました。
中でも世界3大耐久レースの一つ、「スパ・フランコルシャン24時間レース」に参戦した経歴を持ち、1991年には2位のポルシェに20周以上の大差をつけて総合優勝をしています。
その時のドライバーは
・服部尚貴選手
・アンデルス・オロフソン選手
・デイビッド・ブラバム選手
というラインナップで戦いました。
服部尚貴公式Facebook
アンデルス・オロフソン選手は2008年1月22日に就寝中に亡くなられました。
心からお悔やみ申し上げます。
GTR WORLD アンデルス・オロフソン氏死去
諸元表
年式:1991年
型式:BNR32
全長:4,545mm
全幅:1,755mm
全高:1,320mm
ホイールベース:2,615mm
トレッド(前/後):1,610/1,530mm
車両重量:1,250kg
エンジン:RB26DETT (直6DOHCツインターボ) 2,568cc
最高出力:405kW(550ps)以上/7600rpm
最大トルク:490N・m(50.0kg・m)以上/6000rpm
サスペンション(前/後):マルチリンク(前後共)
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク(前後共)
タイヤ:265-700-18(前後共)出典:NISSAN HERITAGE COLLECTION online ZEXELスカイラインGT-R No.25 1991年スパ24時間レース総合優勝車仕様
現車が日産グローバル本社ギャラリーに展示してありましたので、ご覧くださいませ。
スカイラインGTS-R 1988年 欧州ツーリングカー選手権出場車
この車両は7代目スカイライン“R31型”がベースとなっています。R31型の中でも、グループAベース車両の「GTS-R」がレース用車両として使われています。
「GTS-R」は、800台限定で生産され、大口径のターボチャージャーや、ステンレスエキゾーストマニホールドの採用などで、210馬力の出力を発揮しました。
この車両は全日本ツーリングカー選手権で活躍したほか、日産自動車として初めて“ワークス”体制で欧州ツーリングカー選手権(ETC)に参戦いたしました。
また、「スカイラインGTS-R 1988年 欧州ツーリングカー選手権出場車」は、1988年のスパ・フランコルシャン24時間レースにおいて、シーズン最高位となる総合6位に入賞しています。
諸元表
年式:1988年
型式:HR31
全長:4,660mm
全幅:1,690mm
全高:1,325mm
ホイールベース:2,615mm
トレッド(前/後):1,460/1,465mm
車両重量:1,180kg
エンジン:RB20DET-R (直6・DOHC) 2,029cc
最高出力:294kW(400ps)/7,200rpm
最大トルク:412N・m(42.0kgm)/6,000rpm
サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(前/後):13インチ ベンチレーテッドディスク/12インチ ベンチレーテッドディスク
タイヤ:240‐625‐17/240-655-17出典:NISSAN HERITAGE COLLECTION online スカイラインGTS-R 1988欧州ツーリングカー選手権出場車
スカイラインGTS-Rは「GT-R」の冠を博さなかったスカイラインとして知られています。
一説によると、このスカイラインGTS-Rは、走行性能が“GT-R”としてふさわしくなかったとうことがあるそうです。
国内ツーリングカーレースにおいても思ったような成績が出せないスカイラインGTS-Rでしたが、
この悔しさが、後に誕生する「R-32」というスカイラインGT-R史上、最高のマシンを作り上げる原動力となりました。
スカイラインGTS-Rの挑戦は無駄ではなかったのですね。
スカイラインGTS-R 1988年 欧州ツーリングカー選手権出場車が日産グローバル本社ギャラリーに展示してありましたので、ごらんくださいませ。
おまけフォトギャラリー
GT-R
フェアレディZ
Q80 INSPIRATION
NV350
※私実はこの車、好きなんです。
感想
現在、日産自動車は大変な危機に瀕しています。
会社のTOPが逮捕されるという、会社の威信にかかわる危機に瀕しています。
確かにカルロス・ゴーン氏はよくやってくれました。倒産の危機に陥っていた日産自動車を立て直してくれました。
しかし、いただいた報酬はしっかり税務報告するのが社会的義務というものではないでしょうか。
もう一つ。
その裏に“脱税”の影が見え隠れしているようにも見えますが、きっとゴーン氏は“節税”と呼ぶでしょうね。
いろいろ言ってきましたが、
なんだかんだ言って、私は日産自動車が大好きです。
みんなも日産自動車が好きでしょう?
好きだよね?
“好き”って言ってくれっ(涙)
スキャンダル一つでガタガタ言わないんです、日産好きは!
カルロス・ゴーン氏に次ぐ“剛腕”経営者を待ち望んでるよ!
1/24 ゼクセル・スカイライン GT-R Gr.N (スポーツカーシリーズ No.105)
※タミヤのゼクセル・スカイライン GT-R Gr.Nモデルです。当時の“全勝”記録が自宅で蘇ります。
トミカエブロ 長谷見コレクション リーボック スカイライン R31 完成品
トミカエブロ 長谷見コレクション リーボック スカイライン R32
※長谷見 昌弘さんがドライブしたリーボックカラーのGT-Rはカッコいい!特にR-31は今見ると新鮮な感じがします。
AUTOart 1/18 日産 GT-R NISMO GT3 マット・ブラック 完成品
※世界中のレースシーンで活躍中の日産GT-R GT3のコンポジットダイキャスト(ABS 樹脂)モデルです。
迫力のリヤウイングが特徴ですよね!
本日も読んでいただき、誠にありがとうございました。
またお会いしましょう!
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