みなさま、こんにちは。
Masakiです。
ツーリングの季節になりましたね。
みなさまツーリングの計画は立てていますか?
ツーリングは美しい場所や知らない土地へ行くときの“楽しみ”と“ドキドキ”が魅力ですよね。
知らない土地へ行ったとき、たいがい道に迷います。そして“動揺”や“落ち着き”をなくしてオートバイのコントロールを失ってしますことがありますよね。
オートバイのコントロールを失ってしまった場合どうなってしまいすでしょうか。
そうです、その結果は
事故
です。
以前、私のブログでドイツのシューベルトヘルメットの記事を書かせていただいたことがあります。
交通事故に見る、2輪車の事故件数の割合
全国の交通死亡事故の件数で、事故全体に対する2輪車が占める割合(2017年集計データ)は、17.1%
全国で2輪車での交通事故死亡者数は632人
東京都内の交通死亡事故で、事故全体に対する2輪車が占める割合は25.0%
東京都内で2輪車での交通死亡者数は41人
※警視庁2018年統計による。
交通死亡事故で、東京都内全体では164人が事故で亡くなられています。(2017年)
その中で、2輪車が占める割合は、全体の約「1/4」を占めています。
全国の交通死亡事故でも、2輪車が占める割合は全体の約「1/6」を占めています。
また、ライダーが事故で損傷を受ける場所は、(2018年現在、東京都内集計データ)、
・頭部損傷:51.2%
・胸部損傷:29.3%
・腹部損傷:9.8%
というデータがあります。
頭部へのダメージは身体全体の約半分を占めています。
ドイツのハノーバー医科大学の教授で、ハノーバー大学事故研究ユニットのテクニカルマネージャーでもある“ディエトマー・オッテ” (Dietmar Otte)氏の研究によると、
頭部での損傷を受ける具体的な場所は、
・進行方向向かって右顎が頭部全体の19.4%
・左顎が全体の15.2%
※UNCの公式サイトに論文が掲載されています。
と「顎」が頭部全体の34.6%を占めています。
ハノーバー医科大学の交通事故調査プロジェクト Dietmar Otte氏プロフィール
また、「顎」は人体の“急所”として知られていて、「顎」のダメージはすなわち“死”を意味するものです。
・Wikipedia 人体の急所
・治療中は地獄…医師が語る「ここだけは絶対ケガしたくない」場所
※外科医である佐々木次郎先生が、先輩たちに連れられて行ったスキー場での出来事です。“顎”の負傷で大変なことになっています。
このように「顎」は事故で頭部を損傷する確率が高いうえ、「死亡」する確率が非常に高い部位と言えます。
頭部を守るうえで、「顎」を守ることはとても重要なことと言えます。
フルフェイスヘルメットとジェットヘルメット
フルフェイスヘルメット
フルフェイスヘルメットとは、目元周辺以外の頭部をすべて覆われているヘルメットです。
頭部のほとんどを覆われていますので、安全性に優れているヘルメットと言えます。
視界が若干狭くなる欠点がありますが、現在の製品はオートバイの操縦が困難になったり不快に思えるほどの視界の狭さはありませんので、安心して使用できると思います。
現在のフルフェイスヘルメットは非常に軽量な製品が多く、頸部(首)への負担は非常に少なくなっています。
事故などの万が一に備えて、ヘルメットを安全にかつ敏速に脱帽できる「ヘルメットリムーバー」をフルフェイスヘルメットを被るときはヘルメットの下に被ることをおすすめします。
アライ(ARAI) アシストフード (旧品番:1570) 121570
※株式会社アライヘルメット純正ヘルメットリムーバー(アシストフード )です。
また、株式会社SHOEIのフルフェイスヘルメットには、緊急時に第三者が容易にヘルメットを脱帽できるシステム「エマージェンシークイックリリースシステム(E.Q.R.S.)」を装備しています。
ジェットヘルメット(オープンフェイスヘルメット)
ジェットヘルメットとは、顎を覆うところがなく、顔正面の開放面積が非常に広い、“開放感”にあふれたヘルメットと言えます。
ジェットヘルメットは“顎”の部分を覆っているところがありませんので、事故などで“顔正面”からぶつかったときの安全性は、フルフェイスヘルメットに劣るといえます。
ハノーバー大学事故研究ユニットのテクニカルマネージャー、ディエトマー・オッテ(Dietmar Otte)氏の研究結果でも明示されていますとおり、事故で頭部へダメージを受ける場合、“顎”へのダメージは頭全体の顎左右合わせて34.5%と、非常に高い割合になっています。
ヘルメットでの視界の広さを確保する場合は、“顎”覆うところがない”ジェットヘルメットヘルメット”をおすすめいたします。
おすすめフルフェイスヘルメット
オートバイ女子におすすめするヘルメットの形状は1択です。(正式には2択)
・フルフェイスヘルメット
または
“メガネをかけている”などで、フルフェイスヘルメット着用が困難な場合
・システムヘルメット
の2択です。
理由は、
女性は“お顔”が大事だからです。(そう思ってない人、ごめんなさい <(_ _)> )
その“お顔”をジェットヘルメットではお顔が露出している割合が多く、お顔を損傷する可能性があるからです。
女性がオートバイに乗る場合、“お顔”を出して乗っていると注目度が上がり、見栄えがいいものです。
しかし、万が一事故に遭遇した場合、大事な「顔」が損傷してしまっては元も子もないありません。
オートバイの事故は、“いつ”“どこ”へぶつかるかわからないものです。
オートバイは「危険が伴う乗り物」という認識を一番に持つことが大切です。
アライ(ARAI) フルフェイスヘルメット ベクターX スタイル ピンク 54cm VECTOR-X STYLE PI 54
※アライヘルメットの人気の“スタイル・ピンク”です。
アライ(ARAI) フルフェイス ベクターX ライブレッド 54cm VECTOR-X_LRD54
※鮮やかな“ライブレッド”も人気です!
女性ライダーは「フルフェイスヘルメット」をおすすめします!
いかがでしたでしょうか。
フルフェイスヘルメットの重要性をデータとともに解説させていただきました。
オートバイの事故は乗用車と違い本当に“命”に係わるものです。
事故は自分が気を付けていても、向こうからやってくるということがあります。
私も以前都内の交差点で単独事故を起こしたことがあります。
交差点のど真ん中で、交差点の中の“砂利”にリヤタイヤを乗せてしまい、滑ったと思ったら急にリヤタイヤがグリップし、“ハイサイド”の状態で交差点に投げ出されました。
その時、真後ろを走っていた大型トレーラーにひかれそうになりましたが、幸いトレーラーの運転手の方が急ブレーキをかけてくれて、ひかれずに済みました。
当時のトレーラーの運転手の方、ありがとうございました。大変感謝しております。
雨の日のライディングやツーリング帰りの疲れているときなどは特に注意した方がいいです。
特に女性は男性と違い体力的に不利なところがありますので、休憩をこまめにとり、疲れた状態でライディングしないように心がけましょう。
女性の方でフルフェイスヘルメットが“おしゃれじゃなくてイヤっ”と言う方もいるかもしれませんが、そういうときは単色のフルフェイスヘルメットを購入して、自分でオリジナルステッカーなど作ってカスタマイズするか、カスタムペイントショップで自分だけのデザインにオーダーペイントするのもいいかもしれませんね。
※国際A級全日本選手権ライダー「津田一磨」選手、ライディングスクールでおなじみ「中井直道」選手のカスタムヘルメットを手掛けているショップです。
津田一磨オフィシャルブログ 「NEXT STAGE」
中井直道オフィシャルサイト 「Questservice.jp」
※カスタムペイント&デザインショップ“SHIBAART(シバアート)”のエアブラシテクニックは一見の価値があります。
エーワン 手作りステッカー 曲面にも貼りやすいタイプ A4 ノーカット 2セット 29429
※インクジェットプリンター対応で業界初“塩ビ素材で出来ています。曲面にも張ることができ、自分で考えたデザインを自宅のプリンターで出力することができ、自分だけの“オリジナル”ステッカーを作ることができます。
女性は“おしゃれ”と“安全性”を両立させて、素敵に街を走りましょう!
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本日も読んでいただき、誠にありがとうございました。
またお会いしましょう!
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