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バイクのユーザー車検 費用も安い!後編

V-Strom650

 

 

 

 

みなさま、こんにちは。

 

Masakiです。

 

 

先日、愛車「Vストローム650」のユーザー車検に行ってきたときの記事を書きました。

 

バイクのユーザー車検 費用も安い!前編
みなさま、こんにちは。 Masakiです。 みなさまはバイクの車検はどうなさっていますか? バイクの車検は高いですよね。(>_<) バイクディーラーや車検業者などで車検を受けると、 だいたい30,000円から60,000円が相場だそうです。...

 

今回は後編をお送りいたします。

 

 

前回はユーザー車検にかかる経費とか必要書類などの記事を書きましたが、
今回は実際に車検場に行き、検査ラインで検査官に点検してもらい、車検証を交付してもらうところまで書きたいと思います。

 

 

今回のユーザー車検は川崎市川崎区塩浜にあります、「関東運輸局神奈川運輸支局川崎自動車検査登録事務所」で検査を受けてきました。

 

 

 

川崎自動車検査登録事務所はJR川崎駅から離れていますが、工業地帯の中にあることもあり、バスでの便がとてもよくです。

 

また、自動車やオートバイで行くときは、幹線道路や近くの道路幅は広く、渋滞も比較的少ないですので、スムーズに現地へ到着できると思います。

 

 

 

自賠責保険購入

 

 

 

 

もし自賠責保険に加入していない場合、検査登録事務所内に自賠責保険の販売窓口がありますので、先に加入しておいた方がいいですね。

 

検査当日は慣れないことが多く、慌ててしまうことがありますので、必要書類である「自賠責保険」は先に加入手続きをしておいた方がいいです。

 

自賠責保険加入窓口は、川崎自動車検査登録事務所入り口を入ってすぐの「D」棟の中にあります。
ちなみに川崎自動車検査登録事務所は建物、検査ライン含め撮影禁止になっています。

 

「D」棟入口は入りましたら左に向かいますと、「自賠責保険加入窓口」のパネルが見えますので、窓口に購入する旨を伝えましょう。

 

窓口の受付の方はとてもスムーズに案内をしてくれて、加入時期やどのようにするかわからなくても、昨年の自賠責保険証と車検証を提示すると新しい自賠責保険証を発行してくれます。

 

窓口では恥ずかしがらずに
「ユーザー車検に来ました。」「初めてです。」と申し出ると、スムーズに手続きが進みます。

 

自賠責保険料は、自動二輪24か月加入で11,520円となります。

 

 

印紙購入

 

印紙購入窓口は「D」棟、自賠責保険購入窓口と並んで設置されています。

 

窓口で印紙購入の旨を伝えると、職員の方が親切に案内してくれます。

 

「車検証」の提示を求められますので、車検証を提示し印紙購入金額を支払います。

 

重量税印紙代:4,600円
自動車審査証印紙代:1,300円
検査登録印紙:400円

 

お金を支払いますと
「重量税」、「自動車審査証」、「検査登録」の印紙を渡されますので、なくさないようにファイルやバック等にしまいます。
(私は別棟で用紙に印紙に貼る作業をしている途中で、検査登録印紙を落としてしまったことに気づきました。
印紙購入窓口の職員さんに拾ってもらって、無事見つけることができました。
慌てるとミスが発生しやすくなるのですね(^^;)
印紙購入窓口の職員の方、ありがとうございました。)

 

「D」棟の内には
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・継続検査申請書(OCRシート(専用3号様式))
の用紙が配布ラックにおいてありますので、“自動車検査票”、“自動車重量税納付書”、”継続検査申請書(OCRシート(専用3号様式))”の用紙を一部ずついただいていきます。

 

 

書類へ必要事項記入

 

「A」棟に移動しいただいてきた“自動車検査票”、“自動車重量税納付書”、“継続検査申請書(OCRシート(専用3号様式))”
に必要事項を記入していきます。

 

 

・自動車検査証

 

この用紙はすべて“ボールペン”で記入します。

 

“登録番号又は車両番号”欄に登録番号(ナンバープレート)を書き入れます。

 

“原動機型式”、”車体番号”を車検証を見ながら書き入れていきます。

 

“走行距離表示欄”には、何も記入しないで、空欄のままで構いません。

 

用紙下部にあります「備考欄」に、“氏名”と“電話番号”を記入します。

 

用紙下部の「申請者の住所、氏名又は名所、連絡先の電話番号」欄に、車検証に記載されている「使用者」の”氏名”、“住所”を書き入れます。(“所有者”と“使用者”が同じ場合は「所有者」欄に記載された氏名と住所を記載します。

 

なお、「所有者」欄に車両購入ディーラー名やクレジット会社名が記載されているのは、“所有権留保”を行ったためで、
ユーザー車検や、一般の使用には何ら支障はありません。

 

所有権留保(しょゆうけんりゅうほ)とは、売主が売買代金を担保するため、代金が完済されるまで引渡しの終えた目的物の所有権を留保するもの。売買契約中の特約により行われる。非典型担保の一つである
出典:Wikipedia 所有権留保

 

「手数料納付」に“自動車審査証印”、“検査登録印紙”を貼り付けます。
※印紙は切手と同じく、“水分”で裏側に粘着成分が発生します。

 

「検査の受付」欄にインターネットで予約した際発行された“予約番号”を記載します。

 

 

・自動車重量税納付書

 

この用紙にはすべて“ボールペン”で記入します。

 

住所、氏名、車両の登録番号(または車体番号)を記入します。

 

「自動車検査証の有効期限」の年数チェック欄の「2年」のところにチェックを書き入れます。

 

「自家用・事業用の別」の欄の「自家用」にチェックを書き入れます。

 

「納付税額」欄に「D」棟で購入した自動車重量税の金額を書き入れます。

 

記入事項を書き入れたら用紙下部にあります“重量税貼り付け欄”に重量税の印紙を貼り付けます。

 

 

・継続検査申請書(OCRシート(専用3号様式))

 

この用紙は“鉛筆またはシャープペン”とボールペン”で記入します。

 

「⑦ 有効期限」欄に鉛筆で“4”と書きえれます。(“4”は“2年車検車”となります。)

 

「自動車登録番号」を鉛筆で書き入れます。

 

「車体番号下7桁」を鉛筆で書き書き入れます。(車体番号にアルファベットがある場合は記入欄下にあります“塗りつぶしスペース”を鉛筆で塗りつぶします。

 

走行距離欄は書きえれず、“空欄”のままにします。

 

「申告人氏名又は名称、住所」に氏名、住所をボールペンで書き入れます。

車検証に記載されている“使用者”の“氏名”、“住所”を書き入れます。
(所有者と使用者が一緒の場合、“所有者”欄に記載されている氏名と住所を書き入れます。)

 

書き入れましたら、捺印箇所に、捺印かフルネームで氏名を書き入れます。

 

「受験者氏名(名称)、住所」欄をボールペンで書き入れていきます。

 

 

予備車検(光軸調整)

 

 

 

光軸調整はお金がかかりますが、調整してもらった方がいいです。

 

予備車検場はだいたい運輸支局の隣や近所にありますので、検査当日、時間に余裕をもって調整をお願いに行くといいです。

 

最近の車検場のライトテスターは高性能で、素人が夜中“ブロック塀”や“ガレージの壁”に向かって“だいたい”のヘッドライトの位置を合わせても、だいたい“不合格”になるケースが多いです。

 

私も以前、夜中“勘”で夜中調整してユーザー車検を受けたことがありましたが、ライトテスターで「不合格」になり、結局予備車検場で光軸を調整することになりました。

 

光軸調整代:2,160円
(バイクの2灯式の場合)

 

 

受付

 

受付窓口に行き、受付確認をいたします。

 

受付時間はラウンドごとに違い、私が予約した「3ラウンド」の場合、

・12:45~14:00

が受付時間になります。

 

窓口へ必要事項を記載した書類を提示し、窓口の職員の方に確認をしてもらいます。

 

無事確認が終了いたしましたら、車両を検査場へ移動し、本検査となります。

 

 

本検査

 

検査ラインでは、車両を検査ラインに進入させる前に、検査官が

・車体番号の確認
・エンジン番号の確認
・各種灯火類、ホーンの点検
・改造の有無のヒアリング
・検査官による目視点検
・書類点検

が行われます。

 

無事ライン前点検を通過しましたら、検査官の指示に従って車両を検査ラインに進入させます。

 

川崎自動車検査登録事務所でのバイクの検査は、2輪車用のテスターで行われ、検査用テスターが一か所に集約されています。

 

 

 

排気ガステスト

 

 

 

車両を検査ライン内に移動したら、検査官が排気ガスを検査するために排気ガステスターのプローブを排気マフラー内に挿入します。

この工程は検査官が行いますので、受験者はバイクに乗ったままの状態でいます。

 

 

フロントブレーキテスト

 

 

 

車両を移動し、フロントタイヤをローラーの上に載せます。

 

タイヤを載せますと検査官がローラーのスイッチを押し、検査を開始します。

 

検査官の合図でフロントブレーキを徐々に握り込んでいきます。

 

検査ラインには合格“〇”、不合格“×”の表示ボードが設置してあり、検査に合格しますと“〇”、不合格ですと“×”が表示されます。

 

表示ボードで“〇”をを確認したのち、検査官の指示が出ますので、バイクを転倒させないように、ローラーの上昇を待ちます。(正式にはローラーとローラーの間のリフト)

 

 

リヤブレーキテスト

 

 

 

フロントブレーキの検査が終わり、ローラーが上昇したら、ゆっくり車両を前進させ後輪をテストローラーの上に載せます。

 

検査官の指示がありますので、受験者は検査官の指示に従い、バイクの安定に集中すればいいと思います。

 

後輪をローラーに載せたら、検査官の合図で検査を開始します。

 

ローラーが回転しますので、バイクを垂直に安定させつつ、リヤブレーキを徐々に踏み込み、
リヤブレーキがロックするまで踏み込みます。

 

前方の表示ボードに“〇”が出たら合格です。

 

 

スピードメーターテスト

 

 

 

リヤタイヤがローラーに乗せた状態で、引き続きスピードメーターの検査を行います。

 

スピードメーターの検査では、リヤタイヤで検査ローラーを回転させてスピードメーターと実際のスピードの誤差を検査します。

 

川崎自動車検査登録事務所の2輪車用検査ラインには、左足元に“フットスイッチ”が付いてあり、スピードメーター検査を行うときは“フットスイッチ”を足で踏んだ状態で検査を行います。

 

検査官が“検査スタート”の合図を出しますので、受験者はギアを1速へ入れ、徐々にスピードを上げていきます。

 

スピードメーターが「40km」になったら、左足で踏んでいた“フットスイッチ”を離し、バイクが“40km”に達したことを検査官に伝えます。

 

表示ボードに“〇”が出たことを確認しつつ、検査官の“合格”の合図が出たらスピードメーター検査は終了です。

 

検査用ローラーが上昇しますので、バイクを安定させながら上昇が終わるまで待ちます。

 

 

ヘッドライトテスト

 

 

 

スピードメーター検査が終わりましたら、バイクを前進させます。

 

ヘッドライトテスター検査用の停止位置白線がありますので、白線の上に前輪を乗せます。

 

ヘッドライトを“ハイビーム”にし、エンジンはかけたままの状態で待機います。

 

前輪を白線に乗せると、センサーが車両を検知し、ライトテスターがヘッドライト前方まで動き出します。

 

1灯式のバイクの場合はそのままバイクを待機させ、検査が終わるまで車両を垂直に安定させて検査終了を待ちます。

 

ハイビームがヘッドライト2灯すべて点灯するバイクの場合、検査官が片側のヘッドライトを遮光用クロスで隠し、1灯ずつハイビームが基準値に適合するか検査しますので、検査官の指示に従いつつ、車両の垂直を保ちながら検査終了を待ちます。

 

ヘッドライトテスト時は「光軸」に影響が出ないように、車両を“垂直”に安定させ、“ブレない”ように注意しましょう。

 

 

検査ラインコントロール屋やにて最終確認押印

 

すべての検査が終了いたしましたら、立ち合い検査官に書類を確認してもらい検査ライン合格の“確認印”を押してもらいます。

 

確認印を押してもらったら、検査ラインを監視している「コントロール屋や」に行きます。

 

「コントロール屋や」には最終確認を行う検査官がいますので、

 

・書類のチェック
・確認印の有無

 

をチェックしてもらいます。

 

すべてのチェックが確認できたところで、検査官が最終合格の確認印を押します。

 

最終確認印が押されたとこで、車両の検査ラインでの検査は終了となります。

 

 

 

車検証交付

 

すべての書類をもって、自動車検査登録事務所の窓口へ行きます。川崎自動車検査登録事務所の場合は「A棟」になります。

 

自動車検査登録事務所へ行きましたら、ユーザー車検用の窓口へ

 

書類一式

・車検証
・自賠責保険証明書
・軽自動車税納税証明書
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・継続検査申請書(OCRシート(専用3号様式))
・点検整備記録簿

 

を提出します。

 

整備記録簿は窓口職員へ車両の整備をしてきたことの伝えつつ、整備内容を確認してもらいます。

 

書類を提出いたしましたら、車検証が発行されるまで、事務所内で待ちます。

車検証発行の待ち時間は、車検場の混雑具合や、各都道府県の自動車検査登録事務所で違うと思いますが、おおむね10分から15分くらいと考えていいと思います。

 

車検証が発行されますと窓口で名前を呼ばれますので、車検証と車検ステッカー、自賠責保険証等の返却された書類一式を受け取ります。

 

車検証はなくさないように、ファイルや車検証入れに速やかにしまいましょう。

 

車検ステッカーは紛失や貼り忘れなどを防ぐため、検査登録事務所敷地内でナンバープレートに貼ってしまうことをおすすめします。

 

 

これでユーザー車検は終了となります。

 

 

お疲れさまでした。

 

 

最終収支

自賠責保険 ¥11,520円
重量税 ¥5,000円
手数料(印紙) ¥1,700円
予備検査(光軸) ¥2,160円

20,380円

 

 

感想

 

実はバイクのユーザー車検は初めてではなく、過去に2回くらいしたことがあります。

 

川崎自動車検査登録事務所と横浜市都筑区にあります「神奈川運輸支局」で行ったことがあります。

 

初めてではないけれど、ユーザー車検はいつ行っても緊張しますね。

 

できるだけお金をかけたくないという思いと、2年に一回ということで、思い出すまで少し時間がかかるということも要因の一つではありますね。

 

ユーザー車検は自分の愛車を自分の手で、“国の検査機関”でしてもらうという、
車両のコンディションの確認”の要素も含んでいます。

 

ですから、経費が安く済み、時間もそんなにかからず、
なおかつ“自分で車検を取得した”という“満足感”を得られるという
一石三鳥”を得られます。

 

オートバイユーザーは特におすすめです!

 

 

余談ですが、

 

実は自動車重量税を滞納していまして、ユーザー車検に行く前日に急いで納付いたしました。

 

納付で使用した用紙は“督促状”の用紙を使い、コンビニエンスストアで税金を納付しました。

 

ところが督促状には車検用の領収書はついていなくて、車検証を発行するには督促状の領収書はダメと言われました。

 

車検証を発行するためには、区役所で自動車税の「納税証明書」を発行してもらう必要があるそうです。

 

私は急いで川崎自動車検査登録事務所の一番近くにあります、「川崎市川崎区大師支所」までバイクで行くことにしました。

 

場所を自動車検査登録事務所の窓口の職員からお聞きして、なんとか大師支所へたどり着き、「納税証明書」を発行してもらい、自動車検査登録事務所の窓口へ提出しました。

 

 

つくづく税金は滞納してはいけないものと痛感いたしました。

 

 

みなさま、ユーザー車検は難しくありません。

 

自分の愛車を普段点検や整備をしていれば問題なく車検を合格することができます。

 

自分で車検を取ることを決めれば、愛車の点検や整備をすることにありますので、

より愛車の愛着が増しますよ!

 

車検を取った時の“爽快感”は格別です。

 

 

みなさまもぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

 

 

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読んでいただき、誠にありがとうございました。

またお会いしましょう!


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