みなさま、こんにちは。
Masakiです。
ホンダスーパーカブは、2017年に世界生産累計台数が1億台を突破したそうです。
そして、2018年には、スーパーカブ誕生60周年を迎えるそうです。
スーパーカブ60周年おめでとう!(パチパチパチパチ \(~o~)/ )
スーパーカブの前身は、1952年5月に発売された、自転車に小型のエンジンを搭載した「カブF型」をルーツに持ちます。
カブF型
「カブF型」のエンジンは、
・排気量49.9cc
・最高出力1ps/3,600rpm
の2ストロークエンジンを搭載してました。
1953年4月には排気量を58.1ccに拡大し、出力を
・1.3ps/3,500rpm
に向上させた「カブF2型」を発売させました。
この「カブF型」は、徐々に販売台数が減少していきます。
その要因の一つに、ホンダが2サイクルエンジンに対する取り組みが安易であり、品質に問題があったということがあったことも要因の一つであったそうです。
2サイクルエンジンに対する情熱よりも、ドリームE型で4サイクルエンジンの実績を得ていたホンダは、早々に2サイクルエンジンに見切りをつけたといわれています。
スーパーカブ
スーパーカブは、1958年(昭和33年)8月に発売された、「カブF型」の後継となるモデルとして開発されました。
戦後復興が進む日本のオートバイ市場では、当時排気量が125ccから250ccクラスの、ゆとりのあるオートバイが支持を集めていました。
そこで、本田宗一郎氏とともにホンダの経営にあたっていた藤沢武夫氏が、50ccクラスの実用的小排気量オートバイの開発、製造販売を本田宗一郎氏に提案します。
はじめのうちは本田宗一郎氏は渋っていましたが、徐々に小型オートバイの開発に興味を抱くようになり、最終的に、開発の陣頭指揮を執るようになりました。
当初は、ペダルが付いた“モペット”タイプの車両でしたが、商品コンセプトの観点などで、ペダルは排除されました。
このような経緯で「C100スーパーカブ」は誕生いたしました。
※ちなみに、「C100」の「C」と「100」の意味を、本田技研工業株式会社 お客様相談センターに問い合わせてみたところ、
・C:モーターサイクル
・100:50CCクラス
という回答をいただきました。
おそらくですが、
「C」というのは、ホンダの2輪車の開発記号で、
「100」というのは、ホンダ2輪車の“50cc”クラスの開発記号と思われます。
本当に開発記号かどうかわかりませんので、もしわかりましたら追って記載したいと思います。
※追記
本田技研工業株式会社 お客様相談センターに再度お伺いしたところ、
あまりに古い車両のため、資料がないとのことでした。
本田技研工業株式会社 お客様相談センターの方、無理を言って申し訳ございませんでした。
「C100スーパーカブ」は藤沢氏の考えの通り、市場で受け入れられ、生産台数は1958年度は約2万4,000台、1959年度は16万7,443台、1960年度には生産台数は56万4,365台と、販売台数は伸びつつけていきました。
エンジンは簡潔な構造で、かつ軽量なうえ、堅牢であるがゆえ、現在でもしっかり整備をすればエンジンは機能するといわれています。
フレームには、太いパイプとプレス鋼板で構築された「低床バックボーン式フレーム」を採用しています。
大型のレッグシールドと合わせて、フレームの前方を低くしているため、スカートを履いた女性でも楽に乗ることができました。
発売当初はエンジンは「OHV」式エンジンを搭載していましたが、より効率の良い「SOHC」式バルブの構造を持つエンジンに変更になっています。
スーパーカブのさまざまなモデル
初代モデルからモデルチェンジを繰り返し、現在のモデルに至っていますが、排気量の違いや、用途の違いにより、様々なモデルが発売されています。
・プレスカブ50
新聞配達用特化モデルで、大容量フロントバスケットや大型リヤキャリヤを標準装備しています。
また、積載量によってヘッドライトの位置をハンドルトップから、フロントバケット前に切り替えることができる機能や、
完全に停止しなくても3速からニュートラルへシフトできる、ロータリー式3段トランスミッションを搭載しています。
・リトルカブ
ホイール径を17インチから14インチに変更し、シート高を30mm下げた、女性や若者、年配の方向けに開発されました。
カラーバリエーションも、豊富に揃っています。
平成28年排出ガス規制のクリアが困難なことから、2017年8月31日をもって生産終了となりました。
・スーパーカブ110 PRO
新聞配達や宅配用途に特化させた、1人乗り専用として設計されました。
フロントキャリアに大型バスケットとリアキャリヤを搭載していることや、ヘッドライトとフロントウインカーをフロントバスケット前面に移設していることで、利便性を図っています。
そのほかにも、用途別によりさまざまな派生モデルやカスタムモデルが発売され、初代モデルが発売されて60年がたっても、世界の人々に愛され、人々の役に立つオートバイとなっています。
出典:本田技研工業株式会社 YouTube公式チャンネル Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ Super Cub C100(1959年)
出典:本田技研工業株式会社 YouTube公式チャンネル Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ Super Cub C65(1964年)
出典:本田技研工業株式会社 YouTube公式チャンネル Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ Cub CM90(1964年)
出典:本田技研工業株式会社 YouTube公式チャンネル Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ Super Cub C50 Deluxe(1971年)
出典:本田技研工業株式会社 YouTube公式チャンネル Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ Little Cub(1997年)
フォトギャラリー
南青山にあるHondaウエルカムプラザ青山に、スーパーカブのイベント
「スーパーカブと素晴らしき仲間たち」展
が開催されていると聞いて、早速行ってきましたよ。
「スーパーカブC100」は、走っているところは見たことはないですね。
クロスカブですね。林道ツーリングも楽にこなせそうです。
女性にも人気が出そうな「黄色」のスーパーカブです。
アルミホイールとディスクブレーキ、カッコよくないですか?
マルマン「図案スケッチブック」と「スーパーカブ」のコラボレーション
KIJIMA CUSTOM SUPERCUB110
月光仮面のバイクもありましたよ。
ところで、“月光仮面”って知ってますか??
スーパーカブから派生した、世界で活躍する仲間たち。
おそば屋さんカブ。お昼時は大忙しですね!
スーパーカブ・60周年アニバーサリーモデル
感想
海外の映像で、よくスーパーカブに荷物を満載して、市場などへ向かう光景を目にすることがあります。
日本では考えられないくらいリヤキャリヤに荷物を満載にして、走っていました。
乗っている人数も複数人で、日本では道路交通法違反で捕まるくらい、大人数でオートバイに乗っている光景でした。
オートバイにバランス崩さずによく乗れるなぁ~、と感心すると同時に、
ホンダのスーパーカブは丈夫だなぁ~と感心させられる光景でもありました。
スーパーカブは開発にあたり、本田宗一郎氏は、「大衆的な小型車こそ創るべきではないか」と提案してといわれています。
国民に優しい設計思想は、国民に受け入れられ、瞬く間にスーパーカブは国民に浸透していきました。
国民のために設計されたオートバイは、日本国内のみならず、世界中の人々から愛され続ける存在となりました。
これからも長生きしてね、スーパーカブさん!
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読んでいただき、誠にありがとうございました。
またお会いしましょう!
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