みなさま、こんにちは。
Masakiです。
先日、インターネットの動画サイトを見ていたら、左とん平さんがステージで熱唱する姿がアップされていました。
左とん平さんがステージで熱唱したは「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」という歌でした。
とん平のヘイ・ユウ・ブルース
「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」は、1973年(昭和48年)11月21日にリリースされました。
作詞は郷伍郎
作曲は望月良道
プロデューサーはミッキー・カーチス氏です。
作詞の郷伍郎氏は、新谷のり子さんが歌った反戦歌、「フランシーヌの場合」を作詞、作曲した人としても有名です。
曲中にでてくる「ヘイ・ユー! ホワッチャー・ネーム?」というフレーズは、昭和の名コメディアン「トニー谷」さんのギャグ、「あなたのお名前何てぇの?」を日本語にしたもので、当時流行語にもなりました。
曲の特徴として、“歌”というよりも、相手にしゃべりかけるように歌い、“和製ラップ”の先駆けのような歌となっています。
詩全体が、60年代の高度成長期終焉の時のような、悲壮感にあふれ、
労働者の悲しみが歌詞に表れている、労働者の“ブルース”といっていいでしょう。
左とん平
・本名:肥田木 通弘(ひだき みちひろ)
・1937年5月30日生まれ
・東京都北区出身
芸名の「左」は、本名の「肥田木」をもじってつけられました。
「とん平」は、作詞家、作曲家で、名付け親でもある三木鶏郎氏の行きつけのお店「とん平」からつけられました。
TBS系ドラマ「時間ですよ」などでのテレビ出演で一躍人気者になり、
TBS系バラエティー「ぎんざナイトナイト」でコーナーを担当するほど、当時大変活躍いたしました。
ドラマでは、「時間ですよ」、「寺内貫太郎一家」、「ムー一族」、「銭形平次」、「非情のライセンス」や、
時間ですよ 1971 BOX3 [DVD] 森光子 (出演), 船越英二 (出演), 久世光彦 (監督)
寺内貫太郎一家 DVD-BOX 1 小林亜星 (出演), 加藤治子 (出演)
ムー一族 DVD-BOX 1 渡辺美佐子 (出演), 郷ひろみ (出演)
映画では、「楢山節考」、「吉原炎上」、「居酒屋兆治」、
楢山節考 [DVD] 緒形拳 (出演), 坂本スミ子 (出演), 今村昌平 (監督, 脚本)
吉原炎上 [DVD] 名取裕子 (出演), 二宮さよ子 (出演), 五社英雄 (監督)
舞台では、「夢千代日記」、「人生はガタゴト列車に乗って」、「佐渡島他吉の生涯」など、
夢千代日記 [DVD] 吉永小百合 (出演), 北大路欣也 (出演), 浦山桐郎 (監督)
映画、舞台で欠かせない名“バイプレーヤー”として活躍いたしました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
現在の企業に思うこと
2015年(平成27年)12月25日、電通の新入社員、高橋まつりさんが、社員寮から飛び降りて自殺(過労自殺)しました。
享年24歳でした。
こころより、お悔やみ申し上げます。
社員を過労死に追い込む企業とはどのような組織なのでしょうか。
本来ならば“企業”、”会社”というのは、社員、またはその家族を幸せにするために存在するものと考えますが、
いわゆる“ブラック企業”といわれる会社は、会社のために社員がいるのであって、社員やその家族の幸せのために会社があるとは考えていないと思うのです。
会社組織というより「軍隊」に近い組織なのでしょう。
その「軍隊」に近い組織の中で働く人は、きっと自分で「お金」を稼ぐというすべを知らず、企業に依存して生きている人なのだと思います。
・会社を離れたら、生きるすべを失う恐怖
・人生のすべてを会社に捧げ、忠誠を誓い、会社に常に必要とされなければ生きていけない不安
・一人ではいられない、常に仲間と一緒でないと不安になる孤独感
このような人が、個人の人格を無視し、人を機械のように働かせるのでしょう。
させてきた本人も、会社に忠誠を誓い、自分に蓋をして、馬車馬のように働いてきたのでしょうから、
自分は悪いことをしているという感覚は一切ないのだと思います。
人を死なせて企業イメージが上がるでしょうか。
答えは“ノー”です。
世間は過労死させた企業を「人殺しの会社」と見るでしょう。
ブラック企業の社長や役員は、売り上げや利益、進捗目標の達成、株主に利益還元など、目先の目標に気を取られ、
過労死者が出れば、企業の信用が失墜し、結果的に企業の利益が減るということが見えなくなるのだと思うのです。
過労死を隠蔽しても無駄です。
必ずバレます。
結果的に膨大な残業をさせても、会社的には利益にはつながらないのでしたら、
ドイツやフランスのように、残業時間に制限を設け、
仕事量が多くなり、残業時間が多くなりそうなら、
人を多く雇い、仕事を手分けしてこなした方が、企業としてもメリットが多いと思うのです。
その分、企業で働く人のお給料は減るかもしれませんが、少々給料が減っても、家族と一緒の時間が多くなることや、アフター5が楽しめて、ストレスが解消でき、結果的に次の日のパフォーマンスが向上するならば、
残業はしない方向の方がよいと思うのです。
高橋まつりさんに無理な残業を指示した上司や関係者の方々は、“反省をしろ”といっても多分無理だと思うので、
まつりさんの残業の分を、自分でなされてみてはいかがかと思います。
一日の大半は“仕事”に費やされています。
一日の大半を“不平”、“不満”に過ごせば、人生の大半は“不平”、“不満”の人生になるでしょう。
人を“雇用”するということは、従業員の一日の大半を拘束しているという意味でもあり、
従業員の人生の一旦を担っているといってもいいのです。
仕事は、本来は生活のためにあるものであって、仕事のために生活があるのではありません。
企業は、従業員の人生を不幸にする権利はないのです。
働くみなさま、もし働くうえで労働問題が発生した場合、躊躇なく労働基準監督署や労働組合に相談し、不条理な状況を改善いたしましょう。
連合 なんでも労働相談ダイヤル 0120-154-052
全労連 労働相談ホットライン 0120-378-060
過労死110番全国ネットワーク 03-3813-6999
ブラック企業ユニオン 電話相談 03-6804-7650
人は幸せになるために生まれてきたのです。
毎日できるだけ“ハッピー”に過ごしたいものですね!
読んでいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう!
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