四輪モータースポーツの最高峰「F1」。
そのトップカテゴリー「F1」に唯一パワーユニットを供給している、日本国内自動車メーカーがあります。
そのメーターは、「ホンダ」です。
Hondaウエルカムプラザ青山とは
Hondaウエルカムプラザ青山は
東京都港区南青山2丁目1−1 にあります。
Hondaウエルカムプラザ青山はHonda青山ビルの1階にあり、
本田技研工業の本社となっています。
ウエルカムプラザ青山内にはステージが設けられていて、2足歩行ロボット「ASIMO」の演技実演や、ヒューマノイドロボット研究から生まれたパーソナルモビリティー「UNI-CUB」の走行実演などのデモンストレーションが行われています。
フロア内は展示スペースやカフェ、各種ホンダ関連グッズ販売スペースなどがもうけられていて、来場者のくつろぎスペースや実際に運転席に乗車したり手で触れたりできる、ホンダ車の魅力が体験できるスペースとなっています。
また、屋外スペースにもホンダ車の展示スペースがもうけられていて、屋外の開放的な青空の下、ホンダ車に実際に乗車でき、走行気分を味うことができます。
私が今回お伺いした時は、フロアには「Red Bull Toro Rosso Honda」の実際のF1マシンが展示してありました。
Red Bull Toro Rosso Hondaとは
2018年からトロロッソのパワーユニットサプライヤーであったルノーに代わり、ホンダがパワーユニットを供給す
ることになりました。
トロロッソは2016年はフェラーリ製のパワーユニットを使用し、2017年はルノー製のパワーユニットを使用しました。
2016年、2017年シーズンはコンストラクターランキングともに7位と、上位チームから離されている状態でした。
2018年シーズンに入り、Red Bull Toro Rosso Hondaは強い走りを見せています。
ドライバーは
フランス出身のピエール・ガスリー選手
ゼッケンナンバー「10」
と
ニュージーランド出身のブレンドン・ハートレー選手
ゼッケンナンバー「28」
です。
ピエール・ガスリー選手
主な戦績
2012 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー 10位
2013 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー チャンピオン
2014 ワールドシリーズ・バイ・ルノー3.5 2位
2015 GP2シリーズ 8位、Red Bull Racingテストドライバー
2016 GP2シリーズ チャンピオン、Red Bull Racingテストドライバー
2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権 2位、F1世界選手権 Scuderia Toro Rossoから5レースに参戦
ブレンドン・ハートレー選手
主な戦績
2007 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー チャンピオン
2008 英国F3選手権 3位、マカオGP 3位、Scuderia Toro Rossoテストドライバー
2009 Scuderia Toro Rosso/Red Bull Racingテストドライバー
2010 GP2シリーズ 27位、Scuderia Toro Rosso/Red Bull Racingテストドライバー
2011 GP2シリーズ 19位
2012 GP2シリーズ 25位、メルセデスAMG・ペトロナスF1チームテストドライバー
2013 ル・マン24時間レース 6位、メルセデスAMG・ペトロナスF1チームテストドライバー
2014 FIA世界耐久選手権(WEC) 6位
2015 FIA世界耐久選手権(WEC) チャンピオン、ル・マン24時間レース 2位
2016 FIA世界耐久選手権(WEC) 4位、ル・マン24時間レース 13位
2017 FIA世界耐久選手権(WEC) チャンピオン、ル・マン24時間レース 優勝、F1世界選手権 Scuderia Toro Rossoから4レース
STR13
主要諸元
名称 STR13
エンジン型式: Honda RA618H
シャシー: スクーデリア・トロロッソ製コンポジットモノコック
フロントサスペンション: スクーデリア・トロロッソ製。カーボンファイバー製ウィッシュボーン、プッシュロッド方式トーションバー、アンチロールバー
リアサスペンション: スクーデリア・トロロッソ製。カーボンファイバー製ウィッシュボーン、プルロッド方式トーションバー、アンチロールバー
パワーステアリング: スクーデリア・トロロッソ製
ギアボックス: スクーデリア・トロロッソ製。カーボンファイバーコンポジット製ケース
ギア数: 8速、油圧式
排気システム: Honda製
ブレーキキャリパー: ブレンボ製
ブレーキ・バイ・ワイヤ: スクーデリア・トロロッソ製
ステアリング: スクーデリア・トロロッソ製
ドライバーズシート: スクーデリア・トロロッソ製
ペダル: スクーデリア・トロロッソ製
消火システム: スクーデリア・トロロッソ製
タイヤ: ピレリ製
燃料システム: ATL製タンク、スクーデリア・トロロッソ製
重量: 733kg
第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが4位入賞
第6戦モナコGPではピエール・ガスリーが7位入賞
するなど、確実な進化を遂げています。
フォトギャラリー
今回の展示車両は「STR13 」のプロトタイプだそうです。
ブレンドン・ハートレー選手もいましたよ。
なかなかのイケメンじゃない?
このエアロダイナミクスの作りこみを見ると、
今年のRed Bull Toro Rosso Honda の“気合”を感じます。
このタイヤで、推定馬力880hp(892ps)以上(Auto Motor und Sport誌調べ)を路面に伝えるんだね。
このマシンなら、2018年、2019年、上位入賞間違いないね!
感想
実際のF1マシンを間近で見ると、迫力満点で圧倒されてしまいます。
エアロダイナミクスを見ますと、繊細で巧妙な作りこみが、トロロッソホンダの“本気”が垣間見ることができます。
ホンダのモータースポーツへの情熱は絶えることがことがありません。
ホンダの創業者「本田宗一郎」の“挑戦”へのスピリッツが、ホンダ社員全体へと伝わり、
ホンダの技術力の向上へとつながるものと思います。
モータースポーツへの挑戦は常に“リスク”が伴います。
モータースポーツの成功は“リスク”を超えたところにあると思うのです。
ホンダはその“リスク”を承知で挑戦を続けているのでしょう。
皆さま、ぜひこの機会にHondaウエルカムプラザ青山に足をお運びになり、
実際の「ホンダ」の“情熱”を体感してみてはいかがでしょうか。
読んでいただき、誠にありがとうございました。
またお会いしましょう!
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