みなさま、こんにちは。
Masakiです。
先日、ふとラジオを聴いていたら、とある歌が流れてきました。
聞いたことがなかった歌なので、しばらくラジオに耳を傾けて歌を聞いていました。
この歌は、田舎の両親が、都会に出て行った息子を想い、自分たちのことはいいから、自分のやりたいことをやりなさい、といった内容の詩でした。
聞き終わったとき、目の奥が“じん”と熱くなり、涙がこぼれてきてしまいました。
この歌の題名は
「帰らんちゃよか」
という歌です。
「帰らんちゃよか」という歌は、シンガーソングライターの関島秀樹さんが歌った「生きたらよか」という歌が、原曲となっています。
関島秀樹オフィシャルサイト
「生きたらよか」は関島秀樹さんが作詞、作曲し、1994年に発表されました。
出典:関島秀樹 YouTube official video clip 〝生きたらよか〟(「帰らんちゃよか」の原曲) 作詞・作曲・歌 関島秀樹
「帰らんちゃよか」という曲は、関島秀樹さんの「生きたらよか」を、ばってん荒川さんが「帰らんちゃよか」と題名を変え、
ばってん荒川芸能活動40周年記念ベストアルバム『生きたらよか』に収録したのが始まりでした。
ばってん荒川芸能活動40周年記念ベストアルバム『生きたらよか』は平成8年にCDが発売されました。
ばってん荒川さんは、平成18年、膀胱がんのため死去いたしました。
享年69歳。
謹んでお悔やみ申し上げます。
「帰らんちゃよか」とは、熊本弁で「帰らなくてもいいよ」という意味で、
この歌は、故郷を離れ、都会で働く子供のことを、郷里から気遣う親心を歌った歌です。
その後、熊本出身の演歌歌手「島津亜矢」さんが、ばってん荒川が歌う「帰らんちゃよか」を聴いてとても感銘を受け、ばってん荒川さんに頼み込んで歌わせてもらったとのことです。
その際、ばってん荒川さんは島津さんに
「本当は俺の大事な歌だけん、他の奴には歌わせたくない。でも、お前だけん、よかたい。とにかく大切に一生懸命歌えよ」
出典:LiveFans 富澤一誠のライブ・カルテ! 第22回 島津亜矢の「帰らんちゃよか」、こんなにすごい歌、売れない方がおかしいよ!
といい、快諾をもらい、歌が実現したそうです。
島津亜矢さんの歌う「帰らんちゃよか」は、2004年にCDが発売されました。
島津亜矢さんは2015年(平成27年)の「第66回NHK紅白歌合戦」に、「帰らんちゃよか」で2回目の出場を果たしております。
私は東北、山形県の出身で、30歳過ぎてから上京してきました。
地元ではもうやり残したことがないと思い山形を後にしてきましたが、いざ上京してからは困難の連続で、迷い続けている毎日でした。(現在もです。)
ラジオでふとこの曲を聞いたときは、当時上京した時は考えもしなかった両親のことを思い浮かべました。
上京するときは私には心配事や引き留めなどは何も言いませんでしたが、自分が都会で一人暮らしをしていると、上京した時の“強気”は鳴りを潜め、先が読めない不安と、都会暮らしの大変さで弱気になっている自分がいました。
最近は両親とは連絡をあまりとりませんが、
きっと歌詞のような「田舎を“逃げ道”にしとるだけなら 悲しかよ」と思っているような気がして、
またここで頑張れるような気がしています。
・関島秀樹オフィシャルサイト CD・DVD・グッズ
・http://sekijima.info/menu
・http://sekijima.info/menu/c263134
・http://sekijima.info/menu/c265026
※関島さんの人生の応援歌や東日本大震災の義援金のために制作された「がんばる君のために ~復活の約束~」が販売されています。
読んでいただき、誠にありがとうございました。
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