みなさま、
こんにちは。
Masakiです。
私は、この曲を聴くと、
「人の尊厳」とは何なのだろう、「本当の愛」とは何なのだろうと、深く考えさせられます。
その曲とはSION 「12号室」
です。
SION
本名:藤野秀樹
生年月日:1960年9月13日(57歳)(2018年現在)
山口県下関市豊北町出身
山口市内のライブハウスで弾き語りを中心に活動する。
1979年10月に19歳で上京。
1985年9月1日に自主制作盤『新宿の片隅で』を発表する。
1986年6月にメジャーデビューアルバム「SION」を発売する。
以後、現在もライブ活動やアルバム制作など、精力的に活動を続けています。
12号室
「12号室」は、1990年2月21日発売されたSION5枚目のアルバム「夜しか泳げない」に収録されている曲です。
作詞、作曲はSION自身が手掛けていいます。
視聴もできるよ。
この曲は、SIONさんの実話をもとに製作されてといわれています。
この曲の舞台は、とある施設。
この施設にある少年が入所してきます。
少年はこの施設にいる人たちを見て、愕然とします。
ここに入院をしている人たちは、“普通の人間の形”をした人たちではなかったからです。
少年はショックでこの施設になじむことができず、ただただベットの中に身を隠すようにじっとしている日々が続きます。
ある日、この少年が身を隠しているベットの中に、誰かが手紙を入れていきます。
その手紙の中には、あるメッセージが書かれていました。
「12号室の私の部屋に遊びにおいで」
手紙の主は、ある“女性”でした。
その“女性”はとてもやさしい女性でした。
少年は女性と話したその日を境に、徐々に心を開いていきます。
友達もできました。
暮らしにも慣れてきました。
しかし、3か月目の朝、突然“大人”に言われます。
「ここにいても君の場合はなんにもならない 君も家に帰りたいだろう」と。
少年は元居た教室に戻ることになります。
しかし、少年は元の教室が懐かしいとは思いませんでした。
みんな他人に見えます。
少年は嫌だった施設の暮らしを思いだしていました。
あの施設に入ったころは、いやでいやでたまらなかったのに、優しい”あの女性”と出会い、話したことで施設の暮らしが楽しくなったことを。
あの女性は、とても美しく、髪もきれいで、声も柔らかい女性だった。
とてもいい香りで、とても”温かい”人だったことを。
しかし、一つだけ足りないものがありました。
それは
”白く長いはずの二本の足”
なのです。
どこにも居場所が見つからず、漂い続ける少年。
自分の場所は“あの場所”ではなかった。
その少年とは、
少年時代の
SIONさんなのです。
人間の尊厳
私はこの曲を聴いて、涙が止まりませんでした。
この女性はSION少年に「愛」という名の“優しさ”を分けてあげたのだと思います。
大人の身勝手で、自分の居場所を奪われる少年。
どこにも居場所を見つけられない少年。
少年はそのとき、何を想ったのでしょう。
それは、当時のSION少年しかわからないことなのでしょう。
感想
いかがでしたでしょうか。
この曲の物語は、大体このような内容です。
SIONさんは幼少期から、大変苦労してきたそうです。
19歳で上京してからも、苦労が続いた、とのことをメディアで目にしたことがあります。
現在はオリジナルアルバムの制作や、野外コンサートなど、精力的に活動し続けています。
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読んでいただき、誠にありがとうございました。またお会いしましょう!
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