みなさま、
こんにちは。
Masakiです。
2018年9月30日に行われた「RIZIN13」、大変盛り上がりましたね。
メインカード
・那須川天心 vs. 堀口恭司
は特に盛り上がりました。
堀口選手の、相手ルールへ自ら戦いを望んだ、“懐の広さ”
那須川選手のどんなルールでも受けるよ、という“若武者”のような血気盛んな若者の姿など、
対戦前から話題が豊富な大会でした。
その中で、注目の対戦カードがありました。
そのカードは
・アンディ・ウィン vs. 山本美憂
です。
山本美憂
出身地: 神奈川県川崎市
生年月日: 1974年8月4日
身長: 156cm
体重: 49kg
所属: KRAZY BEE / SPIKE22
バックボーン: レスリング
・父 ミュンヘン五輪レスリング日本代表 山本郁榮
・弟 総合格闘家 山本“KID”徳郁
・妹 女子レスリング世界王者 山本聖子
・息子 レスリング世界ジュニア王者 山本アーセン
略歴
・ミュンヘンオリンピックレスリング代表だった父山本郁榮氏により、小学生のころから教育を受けます。
・13歳で第1回全日本女子レスリング選手権に優勝。
・第2回、第3回、第4回、第5回全日本女子レスリング選手権4連覇
・1991年、レスリング世界選手権を史上最年少17歳で優勝
・1994年、1995年と、レスリング世界選手権2連覇
・1995年、Jリーグ選手池田伸康氏と結婚。第一子(山本アーセン)を出産。
・1999年に一時復帰し、全日本女子レスリング選手権優勝、アジア選手権大会優勝など、結果を残しています。
・2004年にアテネオリンピック出場を目指し現役復帰。アテネオリンピック代表選手選考試合3位で終わり、アテネオリンピック出場はなりませんでした。
・2011年にロンドンオリンピックを目指し、現役復帰。全日本女子オープン選手権では優勝を果たしましたが、全日本選抜選手権で2回戦で判定負けを喫し、ロンドンオリンピック出場はなりませんでした。
・2013年、生活拠点をカナダへ移し、2015年にはカナダ国籍を取得しています。
・2014年、リオデジャネイロオリンピック出場をカナダ代表として目指していましてが、カナダの市民権などの問題で、カナダ代表としてのオリンピック出場を断念しています。
・2016年、総合格闘家へ転身することを表明いたしております。
総合格闘家としての戦績
○ アンディ・ウィン 5分3R終了 判定 0-3 RIZIN.13
○ 石岡沙織 5分3R終了 判定3-0 RIZIN.11
× アイリーン・リベラ 2R 2:26 腕ひしぎ十字固め RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 -秋の陣-
○ キャシー・ロブ 5分3R終了 判定3-0 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣-
× アンディ・ウィン 1R 4:42 腕ひしぎ十字固め RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント
× RENA 1R 4:50 アームトライアングルチョーク RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント
アンディ・ウィン
出身地: アメリカ合衆国
生年月日: 1982年4月22日
身長: 162cm
体重: 49.0kg
所属: Scorpion Fighting System
バックボーン: ムエタイ
・幼いころからスポーツに親しみ、特にムエタイを始めるとすぐに夢中になりました。
・ムエタイのジムに入門して3か月でアマチュア大会に出場。
・ムエタイのアマチュア大会で数々の戦績を残しています。
・2015年に総合格闘技デビュー。
・KOTC(キング・オブ・ザ・ケージ)アトム級元チャンピオン
RIZINでの主な戦績
× vs RENA 1R 3分5秒 TKO(レフェリーストップ) 2017.10.15 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017-秋の陣-
〇 vs 山本美憂 1R 4:42 腕ひしぎ十字固め 2016.12.31 RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016 無差別級トーナメント
RIZIN13
入場曲はイントロ部を弟“山本“KID”徳郁の入場曲「I Believe」(T.O.K.)を使い、後半は「Ready or Not」(Fugees)を使用しましたね。
1R、2Rはパンチのスピード、フットワークなどはさすがムエタイ出身のアンディ選手が上手っぽかったけど、美憂選手のタックルがうまく、アンディはテイクダウンを終始奪われる展開でした。
テイクダウンを取れば、レスリング出身の美憂選手のペースで試合が進み、小さなパンチをアンディ選手の顔面ねがけて打っていきます。
3Rに入っても、スタンドではフットワークの軽さとパンチの速さで美憂選手を押し気味に展開します。
しかし、巧みなテイクダウン技術で、アンディ選手をすぐに倒し、マウントでパンチを打っていきます。
3R終了間近、マウントポジションから“腕十字”を決めようとするところでゴング。
試合は全体的に美憂選手ペースで進められました。
感想
開催前の共同記者会見で、美憂選手は先日亡くなた弟”徳郁”さんのことを想い涙を流しました。
悲しい試合になると思いきや、試合は悲しみを吹き飛ばすように、終始美憂選手の“テイクダウン祭り”のような、マウントポジションで試合が進みました。
相当練習を重ねたのでしょうね。動きに無駄なないし、さすがレスリングで鍛えた“タックス”は冴えまくっていました。
KIDさんは天国でこの試合を見ていたと思います。
KIDさんは常に“全力”で試合に立ち向かっていました。
KIDさんは“手加減”なんてしません。
“手加減”なんてするはずありません。
“手加減”なんてしたら、相手に失礼です
目の前の相手を全力で“ブッ倒す”ことが自分の使命とわかっていたのだと思います。
そして、ガンとも”手加減なし”で戦いました。
美憂選手は試合後、アンディ選手と握手と抱擁を交わしています。
全力で戦った“証”です。
KIDさんのファイティングスピリッツを受け継ぐ試合で、KIDさんもきっと満足でしょう。
美憂選手は、勝利おめでとうございます。
アンディ選手、お疲れ様です。
KIDさん、天国で興奮してるかなぁ。
いや、KIDさんだから、冷静に解説してるよね。
KIDさん、安らかにお眠りください。
読んでいただき、誠にありがとうございました。
またお会いしましょう!
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