みなさま、こんにちは。
Masakiです。
私、リヤブレーキパッドの残量を見たくてマフラーのサイレンサーを外してみたんです。
サイレンサーの取付ボルトは3本ついていまして、そのうち1本が「手」で取れました。
始め“何?”と思ってボルト穴を覗いてみたら
「折れてるよ…」
「ボルト折れてるよーー」
なんと、マフラーの取付ボルトが折れているではありませんか!
“ガッカリ”というよりも日本車ではありえないことなので現実が理解できませんでした。
「これがイタリアンスクーターを保有する“洗礼”なんですね」、と自分に言い聞かせて折れたボルトを取ることにしましたよ。
折れた理由を解明する
“そもそも何でマフラーの取付ボルトが折れるんだろう?”といろいろ調べてみたんだけど、
その中でGeminiさんがこのようなことを言っていました。
Masaki:adiva AD Tre300の振動でマフラーの取付ボルトが折れる、ねじ山がダメになるという話は本当ですか?
Geminiさん:はい、そのお話は紛れもない「事実」であり、AD3オーナーの間では非常に有名な定番の弱点(持病)です。
ネットの掲示板やオーナー同士のコミュニティ、専門ショップのブログなどでも、AD3 300のマフラートラブルは頻繁に報告されています。「まさかそんな太いボルトが?」と思うようなM10サイズのボルトが金属疲労でポッキリ折れたり、アルミ製のスイングアーム側のネジ山が振動で粉々に削れてしまったりするケースが後を絶ちません。
おいおい、ありえないでしょう(T_T) 日本車じゃ絶対ありえないですよ。
イタリアンスクーターの“闇”であり、アディバの設計ミスだよ、これ。
またGeminiさんはこのようにも言っていました
1. シングルエンジン(単気筒)特有の強烈な「ロータリー振動」
2. 車体構造による「共振」の増幅
3. 「片持ち」に近いスイングアームの構造
などADIVA AD Tre300特有の要素が絡み合って発生するみたいなのです。
なるほど。
原因はわかりました。
イタリアメーカーと日本メーカーの設計思想の違いなのですね(;´∀`)。
早速折れたボルト取り出しの作業をして行きましょう。
工具を買うよ
買ったものはこちら
電動ドリル
折れたボルト取るのに必ず必要になるのが「電動ドリル」
しかし私は電動ドリル持ってないんです。(T_T)
あればいいなぁとは思ってたけど値段とかでなかなか手が出ません。
この状況になったら何としても必要なんだけどどこで買えばいい?
考えた結果がこちら
「ガレージオフ」で買いました。
約900円で買いましたよ。
(電動ドリルと言いましたが正確には「電動ビットドライバー」です。
ビットのドリルやドライバーを付け替えできる製品です)
ただこのドリル、もしかしたら“家庭用”で今回の“重作業”には不向きのような気がします。
まぁ、壊れたらまた考えればいいさ(;´∀`)
ドリル
以前100均で買ったφ5mmのドリルのほか、同じガレージオフで買ったφ7mmのドリルとホームセンターコメリでφ8mmのドリルも買いました
これも“ボルトが勝つか”“ドリルが勝つか”の勝負になります。
ドリルが負けたら研いだらいいさ!
タップ
ボルトのねじ山である「10M×1.25」を買いました。
ホームセンターコメリで買いました。
この時点で実は”残ったボルトを取り出そう”ということは考えでなく、
残ったボルトを“破壊”してやろう、という発想になっていたんですよね(^-^;
センターポンチ
センターポンチは残ったボルトの中心に正確にくぼみをつける大切な工具です。
なんせ非力なドリルで作業をするのでズレたら修正が効かないのです。
あと、最悪ボルトが取れなかったらこのセンターポンチでボルトの残骸ぶっ壊してやろう、
と思って買っています、はい。
ノギス
正確な奥行の寸法がわからないと作業の進捗がわかりません。
削りすぎてもいけませんしね。
最近は強化プラスチック製のノギスなんかもあるんですがやはり耐久性を考えると
「ステンレス」製です。
作業開始!
このボルト見るとわかると思うけどおそらく
「高強度鉄鋼」か「炭素鋼」です。
かなり硬いです。
苦労覚悟で作業をします...
1日目
まずはセンターポンチで正確に中心を決めます。
ドリルを中心に持っていくようにするためです。
駆動ケースに穴を空けないようにしないといけません。
始めは“ジャブ”程度に100均で買ったドリルで穴開け。
案の定ドリルがすぐにダメになりました。(T_T)
ミニドリルがありますのでそこに砥石を取付て刃先を削ります。
その繰り返しである程度穴を掘り進めます。
※ちなみに全身で思いっきり力を入れて作業をしていますので画像はあまりありません。
だいたい50mmくらい掘り進めましたので5mmのドリルの作業はこれで終わりにします。
2日目
今度はガレージオフで買った7mmのドリルを付けて穴を広げていきます。
ボルト穴には常に「KURE CRC 5-56」をガンガン吹き付けて作業をいたします。
ドリルの刃先を少しでも長持ちさせるためです。
ここでよい発見があったのですがこのガレージオフで買った電動ドリル、結構いけます。
100V仕様ということもあって高速回転はしませんが結構トルクがあります。
でもあまり無理をするとすぐにダメになりそうな雰囲気ですのであまり無理をしないで使うことにします。
だいたいこれも50mmくらい掘り進めましたのでこのへんで終了といたします。
3日目
最終穴あけ作業をします。
ホームセンターで買ってきた8mmのドリルでケースギリギリまで穴を広げます。
ここからは残ったボルトの残骸を“壊す”か“タップでネジを切るか”の分かれ目になります。
もし残ったボルトの残骸がポンチで取れてくれればタップを使う必要がありませんし、タップ作業も軽くで済みます。
だいたい50mmくらい掘りましたのでセンターポンチで残骸が取れるか試してみます。
結果、取れませんでした。
残骸まで硬いです。
なんだかケース側にがっちりついています。
剥がれる気配がありません。
なんでしょう、理由はわかりませんがとにかく残骸が剥がれないのでここは諦めてこの状態でタップでねじ山を切った方がよさそうです。
ボルト穴に“10M×1.25”のタップを入れて徐々にねじ山を切っていきます。
なんと残骸が硬すぎてタップのねじ山がダメになりました。
相当硬い。
諦めないでCRC5-56をガンガン吹きながらなんとかタップをねじ込みます。
そうしているとだんだんタップが徐々に入っていきました。
かなり硬いですが徐々に手応えが軽くなっていくような感じです。
なんだかんだで50mmくらいタップが入りましたので試しにボルトを入れてみます。
硬いけどおそらく大丈夫のような感じです。
取れてこないでボルトが締まればそれで「OK」です。(^-^)
マフラー取付
このADIVA AD Tre300のマフラー、かなり重いです。
おそらく5kgはあります。
触媒とかも入っていると思います。
このマフラーをボルト3本で固定しているのですから結構無理があります。
せめて振動吸収のゴムとかボルトの数増やしたりした方がトラブルが少なくなって良いと思うのですが、
どうでしょう、ADIVAさん。
一応取れてはこないとは思いますがロックタイト代わりに液体ガスケット塗っておきました。
あくまでも“一時的”で「気休め」みたいなものです。
どちらかというと「折れるくらいなら取れてくれた方が良いよ」と
作業中は思っていたくらいでしたよ。(^-^;
決して諦めてはいけない
正直に言うと今回の場合、ボルトが折れていたというより前オーナーが整備したとき、または整備を頼んだショップの人がボルトが折れているのを知っていてごまかすために短いボルト入れていたんだと思う。
そもそもネジ山がかんでいなかったですし、ねじ山が届いていなかったのです。
真実はどうかわかりませんがこの作業をまともに頼んだらかなりのお金請求されますよ。
時間もかかりますし、成功するかどうかもわかりませんですしね。
最悪ボルト穴広げて太いボルト入れるという方法も考えたのですが、なんだか私の「意地」がそれを許しませんでした。
まさに「プライド」です。(普段の生活では“こんなプライドいらねーよ”、と私は思っていますけどね)
とにかくマフラーが付きました。
イレギュラーな作業でしたがこれも「レストア」の一部です。
いろいろあるからレストアは楽しいのです。(^-^)
一つ一つ直していくうちにだんだん愛着が湧き仕上がっていく“工程”が楽しいんですよね!
今回はこのへんで終了といたします。
次の作業もお楽しみに!
おすすめ工具



※皆様に声を大にして言いたい。
電動ドリルは「強力」なものがおすすめです。
作業効率が全然違います。
しかもコードレスの方が断然楽ですよ!



※ノギスは精度と汚れのことを考えると
「ステンレス製」が良いと思います。
できれば国産であればなお良いと思う。

※KURE CRC 5-56かまたはスプレータイプの潤滑剤はドリル作業のときは必須です。
ちなみに今回の作業で1本無くなりました...


※どんなボルト穴にも対応できるようにあらかじめドリルセットあるととても便利ですよね。
上がビットドリル
下がチャックで閉めるドリル
横長のコピーその2.jpg)
































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