波風起こすんだ！ここが復興のシンボル～道の駅なみえ～

寒冷地Uターン、Iターンあるある

「都会から持ってきたものはだいたい壊れる。」

久しぶり大雪で体が追い付かないでおなじみの
Masakiです。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
（特にバッテリー系はすぐにダメになりますね。　(>_<)　）

突然ですが、
2020年8月1日、福島県双葉郡浪江町に待望の新交流拠点施設
道の駅なみえ
がプレオープンしました。＼(^o^)／

この施設は浪江町における“復興のシンボル”と言うべき施設で
2020年8月1日のプレオープンの日には県内外から約4000人の来場者が訪れました。

まさに待ちに待った施設と言って過言ではありませんね。

プレオープンから少し時期が経ちましたが
私も”復活する”浪江町を見たくて道の駅なみえに行って来ましたよ。

道の駅なみえ

道の駅なみえは福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺60にあり、
福島県内では34番目の道の駅となります。

敷地面積は34,000㎡、駐車場は128台（小型車が103台、大型車が22台、障がい者用が3台）、トイレは40器（女子トイレ24器、男子トイレ14器（小便8器、大便6器）、多機能トイレ2器）と大人数の来場者にも対応可能な設備が設置されています。

また、地域振興施設や地域観光情報発信室など地域の産業や農産物、情報など
浪江町の情報を多く発信している地域密着型の施設でもあります。

授乳室なども完備されていて子育てママにも優しい施設ですよね。

ホームページも開設しています。
ぜひご覧ください。
道の駅なみえ

施設の中はこんな感じ。

「産地直売所いなほ」には浪江町の特産物がいっぱいありました。

なんと浪江町とももいろクローバーZとのコラボレーション品もたくさん置いてあります。
ぜひ道の駅なみえに足を運んでみてくださいね！

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施設の中を回ってみました。

これが本場の「なみえ焼そば」だ！

道の駅なみえには浪江町の特産品を使った食を楽しめるフードコーナーがあり、浪江町の美味しいものが堪能できます。

出店している店舗は
和食レストランの
「フードテラスかなで」

工場直送のこだわりの麺を使った二八蕎麦、中華そばが自慢の
「麺処ひろ田製粉所」

福島のフルーツを使ったフルーツスタンド
「ふくしまフルーツラボ」

“なみえ焼そばパン”などさまざま種類のパンが並ぶ
「まちのパン屋さんほのか」

など来場者の胃袋を満足させる味ばかり並んでいます。

私は一度本場の”なみえ焼そば”を食べたくてなみえ焼そばを注文しましたよ。

麺はとても太いです。

“もちもち”の食感がたまらない！

肉厚の豚バラ肉がいい！

味は強いソース味ではなく、程よい辛さと酸味がとても良いです。

「何事も馬九行久」→なにごともうまくいく。
良い言葉です。

ごちそうさまでした。

家でもなみえ焼そば食べたよ。　(^^;)

フードコートで食べたなみえ焼そばがチョー美味しかったので
家でお食べられるようにおみやげでなみえ焼そばを買いました。

早速作ってみましたよ。

以前にも家でなみえ焼そば作ったことあったので結構すぐに作れました。
（作り方はスーパーなどで売られているインスタント焼きそばと基本同じです。）

なみえ焼そばは日本一の美味しさ！　ぜひご賞味あれ！！

“なみえ焼そば”食べたことありますか？麺が太くて食べ応え抜群！ソースもスーパーで売られているソース焼きそばと違って絶妙な味です。ぜひご賞味ください。

フライパンに付属のラードを入れしばらく暖めます。

そこに麺を投入！

今回はお肉を買ってなかったので具は野菜だけです。

できあがりです。

非常にスピーディーにできました。

辛さと酸味の絶妙なバランスが非常に良いです。
美味しい！

おみやげのなみえ焼そばも麺はモチモチでした。

ごちそうさまでした。

波風起こすんだ！ここが復興のシンボル

浪江町では平成29年3月31日に一部地域を除き避難指示を解除しました。

東京電力福島第一原子力発電所から浪江町役場までは直線距離で約8キロですが
空間線量は約0.1μ㏜（マイクロシーベルト）/h程度です。
環境省　除染実施後の地上１ｍ空間線量率マップ（浪江町役場）

道の駅なみえ屋内では0.05μ㏜/h

浪江駅前では約0.2μ㏜/h

人の健康被害を及ぼす放射線量は積算線量で約100ｍ㏜（ミリシーベルト）と言われています。
環境省　がんのリスク
積算線量：これまで生きてきた中で浴びてきた放射線の合算線量。

100ｍ㏜をμ㏜に換算すると
100,000μ㏜（マイクロシーベルト）（10万μ㏜（マイクロシーベルト） )
となります。
※1ｍ㏜＝1000μ㏜

放射線は自然界にも存在していて、我々も自然と放射能を浴びているそうです。
日本国内でも年間約2.1ｍ㏜の放射線を浴びているそうですよ。
環境省　自然・人工放射線からの被ばく線量
2.1ｍ㏜（ミリシーベルト）＝2100μ㏜（マイクロシーベルト）

0.1μ㏜/hを年間線量に換算すると
0.1×24×365＝876μ㏜（マイクロシーベルト）＝0.876m㏜（ミリシーベルト）
となります。

日本人が年間自然界から浴びている放射線と合算しても
2.1ｍ㏜＋0.876ｍ㏜＝2.976ｍ㏜
となり、中国　広東省陽江の年間被ばく量よりすこし少ないくらいになります。
会津若松市Webサイト

そう考えると浪江町役場付近では世界的に見ても高いレベルの放射線量と言えますが、
世界各国の高放射線量地帯での健康被害は今のところ報告されていないそうです。

健康被害が出る放射線量は積算線量約100ｍ㏜からだといわれていますので
浪江町に住むとすぐ体に変調をきたすということはないと思われ、
必要以上に神経質になることはないということです。
（ミリシーベルトとマイクロシーベルト、表示統一してもらうとわかりやすいよね(^_^;)　）

浪江町には現在約1500人の方が住んでいます。
東日本大震災発生以前の人口は約21,500人でした。

現在の浪江町の住民登録者数は約17,000人で約4,500人の方は完全に町外に住所変更をしています。
しかも約15,500人の方は住所はそのままでいまだに町外で避難生活をしています。

復興は終わったのでしょうか。

いいえ、終わってはいません。

いまだにふるさとへ帰れず避難生活を余儀なくされている方がいる限り
東日本大震災の復興は終わったとは言えないのです。

一刻も早く東京電力福島第一原子力発電所の事故収束の道筋を立て、
放射線量を少なくする処置を早める必要があるのです。

それにはまず除染を早急に終わらせ住民の帰還を促すように努力する必要があると考えます。
除染作業従事者、除染業者の方々には頭が下がる思いでいっぱいなのですが、
国と関係省庁の方々に一層の努力を賜りたいと存じます。

浪江駅にも行って来ました。そこにはアイドルグループ
ももいろクローバーZ
が浪江町を応援しているメッセージが掲げられていました。
私、それを見てかなり感動しました。　（涙）